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SOHOと個人のための暗号活用ガイド Cody編  Windows

2003/6/13
Codyは商用でもフリーの暗号ソフトであり、ひんぱんに編集するファイルの暗号化に適している。自己復号化ファイルを作れるという特筆すべき機能があり、フリーソフトの使用が禁じられているような相手にも暗号化したファイルを渡すことができる。
Codyが使用している暗号アルゴリズムは"Blowfish"であり、実用上十分な強度を持っている(現在のところ、特に弱点が見つかっていない)。

作者:tidbits氏
ダウンロード先:http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se148077.html


Codyのインストールと起動

Codyはダウンロードした圧縮ファイルを適当なフォルダに解凍するだけで使えるようになる。レジストリには登録されない。
  1. Codyを上記の場所からダウンロードする。自己復号化ファイル作成ツールの"crp2exe"もダウンロードすることを勧める。

  2. Codyとcrp2exeのアーカイブを、適当なフォルダに解凍する。
    cody.exeがcodyの本体である。

  3. cody.exeをダブルクリックすると、[Cody-設定]ダイアログが表示される。

    [拡張子".crp"をCodyと関連付ける]をチェックすれば、暗号化したファイルをダブルクリックしたとき、自動的にCodyの復号ダイアログが表示される。
    [Codyを「送る」メニューに登録する]をチェックすれば、暗号化したいファイルを右クリックして[送る]-[Cody]を選択すると、Codyの暗号化ダイアログが表示されるようになる。

    以下、この2つの項目がチェックされているという前提で説明を進める。 テンポラリフォルダの項目は、EXEファイルを暗号化するときにチェックをはずす項目である。
    再暗号化オプションを記憶するの項目は、Codyで暗号化したファイルを開くときに関係する項目なので、最初は設定を変えなくてかまわない。


ファイルを暗号化するには

  1. 暗号化したいファイルを右クリックして[送る]-[Cody]を選択する。
    [Cody-暗号化]ダイアログが表示される。

  2. [パスワード]と[再入力]にパスワード(鍵)を入力する。
    [元のファイルを削除]をチェックすると、暗号化したファイルだけができて、元のファイルは削除される。チェックを外すと、暗号化したファイルができて、元のファイルも残る。

  3. [OK]をクリックする。
    暗号化したファイルの名前は「元の名前.crp」になる。元の名前が「list.doc」であれば、「list.doc.crp」だ。

    圧縮ファイルを暗号化する場合も、操作はすべて同じである。
    フォルダの場合は、フォルダ自体が暗号化されるわけではなく、フォルダ内のファイルがすべて暗号化される。フォルダを右クリックして[送る]-[Cody]を選択すると、「実行する処理を選択してください」というダイアログが表示される。[暗号化]をクリックすると、暗号化ダイアログが表示される。


Codyで暗号化したファイルをメールで送るとき、そのメールにパスワードを書いてはいけない。パスワードは、電話かFAXなど、電子メール以外の手段で伝えること。


ファイルを復号するには

元のファイルが、関連付けられたアプリケーションで開かれる(例:テキストファイルが秀丸エディタで開かれる)ようにするには
  1. 復号するファイルをダブルクリックする。
    [Cody-復号]ダイアログが表示される。

    元のファイルを、アプリケーションで開かずに復号する(例:data.xls.crpファイルを開かずにdata.xlsファイルに戻すには、[再暗号化]で[なし]を選択する。

  2. パスワードを入力する。

  3. [再暗号化]のオプションを、次の3つから選ぶ。

  4. [OK]をクリックする。
    ファイルが復号されて表示される。また、タスクトレイにCodyのアイコンが表示される。

    関連付けられたアプリケーションがないファイルの場合、[プログラム終了時]または[タスクトレイから]をチェックしていると、エラーになり復号できない。この場合は[なし]をチェックすれば、ファイルを開かずに復号される。

    圧縮ファイルを復号する場合も、操作はすべて同じである。暗号化された圧縮ファイルを復号すると、もとの圧縮ファイルに戻る。 フォルダごと復号する場合、フォルダを右クリックして[送る]-[Cody]を選択すると、「実行する処理を選択してください」というダイアログが表示される。[復号化]をクリックすると、復号ダイアログが表示される。パスワードを入力して[OK]をクリックすると、入力したパスワードで暗号化されたファイルは、すべて復号される。フォルダ内に別のパスワードで暗号化されたファイルがあれば、そのファイルはスキップされる。


復号したファイルの再暗号化

Codyの特徴は、いったん復号して開かれたファイルを、自動的に、または簡単な操作で再暗号化し、保存できることである。再暗号化の動作は、[Cody-復号]ダイアログでの選択で決まる。


パスワードの変更

パスワードを変更する場合は、いったん復号してから、別のパスワードで暗号化する。

  1. [Cody-復号]ダイアログで、[再暗号化]の[なし]を選択する。

    ファイルが復号されて開かれる。

  2. ファイルを閉じる。[Cody-復号]ダイアログで[なし]を選択しているので、暗号化はされない。

  3. ファイルを右クリックし、[送る]-[Cody]を選択する。
    [Cody-暗号化]ダイアログが表示されるので、別のパスワードで暗号化する。


メール本文の暗号化

Codyはファイル単位で暗号化するソフトなので、メールの本文をそのまま暗号化することはできない。そうしたい場合は、メールの本文をテキストファイルに入力してCodyで暗号化し、メールに添付するとよい。


自己復号化ファイルの作成

Codyの大きな利点は、それ自体で復号ができるファイル(自己復号化ファイル)を作成できることだ。自己復号化ファイルを作るには、crp2exe(Codyのダウンロードの部分で触れた)を使用する。

  1. 前に説明した操作で、Codyを使ってファイルを暗号化する。

  2. crp2exe.exeのアイコン(またはcrp2exe.exeのショートカットのアイコン)にcrpファイルをドラッグアンドドロップする。
    [crp2exe]ダイアログが表示される。

    [ヒント文字列を表示する]をチェックすると、ヒント文字列を入力できる。

  3. [作成]をクリックすると、自己復号化ファイルが作成される。
    このファイルには、元のファイルの拡張子はない。たとえばdata.xls.crpから作成した場合、dataxl~1.exeというファイル名になる。exe以外の名前は変更してもかまわない。たとえばdataxl~1.exeをdata.xls.exeにしてもよい。


自己復号化ファイルの復号

自己復号化ファイル(例:data.xls.exe)をダブルクリックすると、パスワードを入力するダイアログが表示される。

正しいパスワードを入力すると、復号されたファイルが作成される。このとき、ファイルは開かない。


補助ツール(鍵の自動生成)

クキパス(パスワードの自動生成ツール。大文字小文字の英字・数字を組み合わせた最長16桁のパスワードを生成する。このパスワードを暗号鍵に使用する)

作者:艦長氏
ダウンロード先:http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se133820.html

クキパスが生成可能なパスワードは16文字である。クキパスを複数回実行して結果を連結すれば、より長いパスワードを作成できる。


Codyをパスワード管理ソフトとして利用する

ファイルの暗号キー、無線LANのWEPキー、POPパスワードなど、日常使用するパスワードは多趣にのぼる。これらの管理には「ランダムにすれば安全性が高まるが、メモしなければ記憶が不可能になり、メモすると安全性が下がる」というジレンマがつきまとう。 そのために、何種類かの「パスワード管理ソフト」が存在するが、Codyをパスワード管理ソフトとして利用することもできる。

パスワードのような、個人にとって最も重要なデータは、PCのハードディスクではなくリムーバブルメディアに保存するほうがよい。 そこで最適なのは、USBディスクではないか。USBポートがあれば、ノートPCでもデスクトップPCでも使えるためである。

パスワードなどのリストのテキストファイルをCodyで暗号化し、USBディスクに保存しておく。同じUSBディスクにcody.exeとcody.iniがあれば、USBポートを持つ、どのWindowsマシンでも復号・再暗号化できる。

ノートPCだけを使用しているような場合は、USBディスクに限らず、コンパクトフラッシュメモリやスマートメディアなど、PCカードスロットから使用できるメディアもよい。


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