紙のプリントアウトをバックアップとすることには、「電磁的に壊れる確率がゼロ」という利点がある。データサイズが小さく重要な情報であれば、紙ベースのバックアップは考慮に値する。各種パスワードのリストを暗号化したものなどは、紙ベースのバックアップ対象として適しているのではないだろうか。
このようなバックアップの一般的な手順は、以下のようになる。
(1)パスワードリストを暗号化する
(2)暗号文はバイナリデータなので、プリントアウトに適するようにBase64エンコードによってテキストデータにする
(3)上記のテキストをプリントアウトする
このプリントアウトから元のパスワードリストを復元するには、
(1)プリントアウトをスキャナーで読み込む
(2)OCRユーティリティでイメージから文字列を読み取る
(3)Base64コードから暗号文にデコードする
(4)暗号文を復号する
という手順を踏む。本稿では、OCRではなく、今風にQRコード(いわゆる「2次元バーコード」)をプリントアウトし、スキャナーの代わりに携帯電話のQRコード読み取り機能を使うという方法を紹介する。
1つのQRコードに保存できる情報量は、英数字であれば最大4296文字だ。パスワードリストを保存するには十分だろう。
QRコードに保存できる情報量については以下を参照。
「QRコードの特長」(http://www.denso-wave.com/qrcode/qrfeature.html)
暗号ツールとしては、暗号化とBase64エンコードを同時に行える「錠太郎」を使い、QRコードの作成には「QRWindow」を使う。どちらも、ダウンロードした圧縮ファイルを任意のフォルダに解凍するだけで使える。
QRWindow
作者:qrcode.org
ダウンロード:http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se331759.html
錠太郎
作者:Ri氏
ダウンロード:http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se284137.html
本稿では以下のリストを暗号化し、QRコードとする。
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isppass:hogehoge9876
poppass:5K6U0Ct3 webmailpass:ubwhP1Du ケータイ暗証番号:5806 |
おそらく、上の画面キャプチャ自体をテストに使えるだろう。
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