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データ抹消結果をダンプ表示で直接観察する

2004/5/1
データ抹消ツールで抹消したデータは、ディスク上で実際にはどのように上書きされているのだろうか。「ファイナルデータ」や「復元」といったツールではなく、原始的なダンプ表示によって直接確かめてみることにした。

まず、ダミーのパスワードを入力したpassword.txtというファイル1個だけを、フロッピーディスクに保存した(下図参照)。

フロッピーディスクのダンプ表示には、以下のツールを使用した。

 でぃす君 Ver 1.2 Windows
 作者 内田 明宏氏
 ダウンロード http://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se013633.html

抹消前にダンプ表示した結果は下図のとおり。

ファイル名の記録場所

ファイル内容の記録場所

password.txtを「完全削除」と「隠」で抹消し、上記の場所をダンプ表示してみた。
「完全削除」と「隠」については「フリーのデータ抹消ツール」を参照。


完全削除

ファイル名の記録場所の抹消前

ファイル名の記録場所の抹消後

完全削除による抹消では、ファイル名がランダムなものに書き換えられる。

ファイル内容の記録場所の抹消前

ファイル内容の記録場所の抹消後

ファイルの内容は、乱数によって上書きされている。


ファイル名の記録場所の抹消前

ファイル名の記録場所の抹消後

隠による抹消では、ファイル名はそのままになる。

ファイル内容の記録場所の抹消前

ファイル内容の記録場所の抹消後

ファイルの内容は、ゼロで上書きされている(実際は乱数を上書きしたあとにゼロで上書きしている)。


補足

「完全削除」および「隠」で抹消したファイルの上書き状態は、「ファイナルデータ」でも「復元」でも見ることができない。ファイナルデータで見ようとした結果は「フリーのデータ抹消ツール vs. 商用のデータ復元ツール」にあるが、ダンプ表示しようとしても空白で表示されてしまう。

復元用のツールで何も見えない場合でも、本稿のような原始的なダンプ表示を行うと、どのように上書きされているかは見ることができる。


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