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フリーのデータ抹消ツール vs. 商用のデータ復元ツール [FAT編]

2004/1/20
2004/2/24 EDの抹消ゴミ箱機能で抹消したHTMLファイルが、ファイナルデータの[回収ファイル]に復元されていることを見落としていたため、修正した。
2004/3/17 隠とcipher.exeの実験結果を追加。
2004/4/10 クイックフォーマットしたフロッピーは、ファイナルデータで復元可能なことを追記。
2004/7/7 この記事のダウンロード時間を改善するため、実験の概要と詳細を別文書にした。
2004/10/19 前書き部分に、復元ツールで何も検出されなければ安心、とはいえないことを追記。
2004/11/22 前書き部分に、NTFSについての注意を追記。
2004/11/26 EDの新バージョン3.2での結果を追記。
2005/1/23 タイトルを[FAT編]とした。
フリーのデータ抹消ツールで抹消したデータを、商用のデータ復元ツールで復元しようとするとどうなるか? もし商用のデータ復元ツールで復元できないならば、フリーのデータ抹消ツールも安心して(データサルベージの専門業者のことは別として)使えることになる。


...と書いたままにしていたのだが、テキストデータについては、データ自体が残っていても、復元ツールで検出されない場合が多々あることが、今ではわかっている。
つまり、
「復元ツールで何も出てこないので安心だ」といえるのは「復元ツールで何も出てこないからあきらめる」人についてだけであって、復元ツールの使用以上のことをする人に対しては、安心であるという証明にはならないのだった。抹消し損ねたテキストデータのサルベージは、ディスクのセクタをダンプ表示するツールを使うだけで可能だ。
データ抹消結果をダンプ表示で直接観察する」では、「完全削除」、「隠」の抹消部分をダンプ表示して、確実に抹消されていることを確かめている(ただしFATの場合のみ)。
またPart2では復元ツールによるテストにダンプ表示も加えて、確実に抹消されていることを確かめている(同じく、FATの場合のみ)。
心配な人は、ディスクダンプツールを使うと、気の済むまで自分の目で確認できる。
おすすめのディスクダンプツールは以下のものだ。
低空飛行 1.21 シェアウェアだが、ダンプ表示だけであれば未登録で利用可。
 作者 太田 巧氏
 ダウンロード http://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se072470.html

もうひとつ注意しておくと、ここでのテスト結果はフォーマットがFATの場合についてであって、NTFSでの抹消については、各ツールのヘルプやreadmeなどを必ず確認してもらいたい。


ただしcipher.exeは、もともとNTFS用のツールである。

本企画のNTFS編はこちら

実験したフリーのデータ抹消ツールは以下のとおり(抹消専用のツールではないものも含まれる)。

各ツールの概要については「フリーのデータ抹消ツール」を参照。

なお、本稿の内容は長くなったので、新たなツールのテストはPart2に記載する。

商用のデータ復元ツールには、以下のものを使用した。

ファイナルデータ 2.0 DELUXE 試供版 (AOSテクノロジーズ株式会社(旧・株式会社アルファ・オメガソフト))
ダウンロード http://www.finaldata.ne.jp/down.html

削除済みファイルを実際のファイルとして復元する機能は除かれているが、解析結果を表示する機能は提供されているため、妥当なテスト結果を得られると判断した。

抹消と復元を行う対象は、未使用の3.5インチフロッピーディスク(FATフォーマット)に、本サイトのファイルを保存したものだ。


実験1 普通に削除した場合

抹消ツールを使用した場合と比較するため、FD内のファイルを[すべて選択]して<DEL>キーを押し、ファイナルデータで復元を試みた。

結果(概要)

詳細な実験内容へ

補足
ファイナルデータは、通常のフォーマットを行ったフロッピーディスクの内容は復元できないということなので、フォーマットではなく削除でテストすることにした。なお、クイックフォーマットを選択した場合は、内容をほぼ完全に復元できる。
フロッピーディスクに通常のフォーマットを行うと、物理フォーマットされたのち論理フォーマットされる。物理フォーマットの際、ディスクのデータ領域が0xF6で埋められる("0x"は16進数を示す)。そのためファイナルデータに限らず、ソフトウェア的なデータの復元は不可能だ。
ということは、対象をフロッピーディスクに限るなら、「通常のフォーマット」も抹消ツールに一応含まれることになる(0xF6で埋められるのを確認したのはWindows 2000とWindows 98)。


実験2 FILL

結果(概要)

詳細な実験内容へ


実験3 EDの「抹消ゴミ箱」

結果(概要)

詳細な実験内容へ


実験4 完全削除

上書きのオプションは、デフォルトのままにした。

結果(概要)

詳細な実験内容へ


実験5 復元の「完全削除」機能

結果(概要)

詳細な実験内容へ


実験6 隠

結果(概要)

詳細な実験内容へ


実験7 cipher.exe

結果(概要)

詳細な実験内容へ


まとめ


関連項目

Linux(UNIX)標準コマンドによるデータ抹消
UNIX系OSに標準で含まれるddコマンドで、ディスク全体やパーティション全体に、ゼロや乱数を上書きできる。


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