実験の要旨についてはPart1を参照。
実験したフリーのデータ抹消ツールは以下のとおり。
各ツールの概要については「フリーのデータ抹消ツール」を参照。
Part1と同様、ここでのテスト結果はフォーマットがFATの場合についてであって、NTFSでの抹消については、各ツールのヘルプやreadmeなどを必ず確認してもらいたい。
なお本企画の[NTFS編]では各ツールのNTFSでの検証結果を順次掲載していく。
Part2では、抹消と復元のテストに、以下のファイル1個だけを使用することにした。
商用のデータ復元ツールには、Part1と同じく「ファイナルデータ 2.0 DELUXE 試供版」(株式会社アルファ・オメガソフト)を使用した。
ファイナルデータには、データの先頭クラスタ番号が削除されていても、上書きされていないデータがHTMLやMS-Word(*.doc)であれば、ファイルとして復元する機能がある。抹消が不完全であれば、target.htmファイルが復元されるわけだ。なお、テキストデータは、この機能の対象外であり、データの先頭クラスタ番号が削除されている場合、復元ができない。
また、ファイナルデータを使った復元テストとともに、抹消前のデータが存在したセクタのダンプ表示も行い、抹消結果をより厳密に調べることにした。
ダンプ表示には、以下のツールを使用した。
でぃす君 Ver 1.2
作者 内田 明宏氏
ダウンロード http://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se013633.html
抹消前にダンプ表示した結果は下図のとおり。
ファイル名の記録場所
ファイル内容の記録場所
データの抹消
データの復元
上記のFDに対して、ファイナルデータで復元を試みた。ファイル名は、先頭1文字を除き表示されている。また、ファイルサイズは0にされていない。
[プレビューア]を使用すると、Data Destructionが上書きしたアルファベット文字列が表示される。
[ファイルビューア]を使用すると、下図のように表示された。
抹消前のデータが存在したセクタのダンプ表示は下図のとおりで、正しく上書きされていることがわかる。
データの抹消
データの復元
上記のFDに対して、ファイナルデータで復元を試みた。ファイル名は、先頭1文字を除き表示されている。ファイルサイズはゼロにされていない。抹消前になかった"$nilfile$.bin"というファイルは、ディスクの空き領域をゼロで埋めるための一時ファイルだ。
[プレビューア]では、何も表示されない。
[ファイルビューア]を使用すると、ゼロだけが表示される。
念のために"$nilfile$.bin"についても[プレビューア]と[ファイルビューア]で表示してみるが、問題はない。
抹消前のデータが存在したセクタのダンプ表示は下図のとおりで、正しく上書きされていることがわかる。
抹消形式は、デフォルトのグートマン方式を使用した。
データの抹消
グートマン方式では上書き回数が35回もあるが、このテストでは対象ファイルが1個だけでサイズも1セクタ分しかないため、所要時間は7.2秒だった。
データの復元
上記のFDに対して、ファイナルデータで復元を試みた。ファイル名は、無意味なものに書き換えられている。ファイルサイズはゼロにされている。
[プレビューア]では、何も表示されない。
[ファイルビューア]でも、何も表示されない。
抹消前のデータが存在したセクタのダンプ表示は下図のとおりで、正しく上書きされていることがわかる。
なおファイル名部分は、以下のようになっていた。
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