HOME
Windows XP/2000/Me/98 Mac OS 9/X対応
「フリーソフトでデータを確実に
抹消・リカバリー!大全」 サポートサイト

株式会社ソシム刊 NORbert著「フリーソフトでデータを確実に 抹消・リカバリー!大全」(ISBN:4-88337-460-2)のサポートサイトです。
本に掲載し切れなかった情報や、ツールのバージョンアップ情報などを公開します。
項目は順次拡充していきます。

目次の紹介


「Part1 データ抹消の極意」のサポート情報

指定ファイルの抹消、未使用領域の抹消についての一般的な注意
ワープロやエディタなどには、一時ファイルやバックアップファイルを自動的に作るものがかなりあります。ファイルの抹消、またはファイルを削除したあとの未使用領域抹消が確実に行われても、一時ファイルやバックアップファイルが残っていると意味がなくなってしまいます。
「Part2 抹消結果検証の極意」の指定ファイル/未使用領域の抹消結果の検証では、NTFSで消し残す可能性がある部分について書きました。しかしワープロやエディタなどが作る一時ファイルやバックアップファイルは、ファイルシステムの種類には関係しないので忘れないようにしてください。

「cipher」のサポート情報
cipherは、トランザクションログ(P.149参照)に残ったデータを上書きできない場合があることがわかりました。特に、未使用領域を抹消する対象が起動パーティション(いわゆるCドライブ)の場合、ほぼ確実に失敗するようです。対象が非起動パーティションの場合は、今のところ「失敗する場合がある」としかいえません。これはハンドルネーム「kotsu」様からのご指摘でわかりました。kotsu様、ありがとうございました。
cipherで上書きできなかったトランザクションログは、普通にファイルの読み書きをしている間にいつかは上書きされます。逆にいえば最近作成し、削除したファイル(サイズが800バイト程度以下のもの)のデータは、cipherの実行後も残っている可能性があります。

この、1つのMFTレコード内に納まるデータ量である「800バイト程度以下」が実際どのくらいかというと、これも上記のkotsu様から「752バイトまで入った」と教えてもらいました。kotsu様からのお知らせには毎度助かっています。

「「復元」の「完全削除」機能」のサポート情報
2006年9月19日から、「復元 (Ver.6.7.30以降)」は、株式会社ハイセライト(http://www.highcelight.com)の商用ソフトになりました。Vectorにあったフリー版のダウンロードURLは無効になり、新たにサンプル版が登録されています。サンプル版では「完全削除」機能を使用できません。
本書の内容は、「フリー版の「復元」(Ver.4.2.8まで)」についてのみ正しいものになります。

「コラム 抹消方式の種類」のサポート情報
「アメリカ国防総省標準方式(DoD 5220.22-M)」について
Defence Security Service(国防保全局:アメリカ国防総省の一部門) のWebサイトhttp://www.dss.mil/infoas/index.htmの右フレームに"Guidance (Rev 05/27/05)"という項目があり、その中の下から7番目(2006/2/20現在)に"Clearing & Sanitization Matrix"のリンクがあります。これに「真の(現在の)DoD 5220.22-Mの上書き値」が書いてあるわけですが、このリンクをクリックしても、ログインページが表示されるだけです。このページにログインできるのはペンタゴンのセキュリティ審査を通った契約企業のみだそうです。
抹消ソフトを開発している会社で、この文書を読めているところがどのくらいあるかというと、非常に疑問ですね。もちろん本に書いたとおり、上書きしている以上、最新のDoD 5220.22-Mと同じ値でなくても大丈夫なわけです。いくつかの有償抹消ツールには「米国防総省標準方式「準拠」」と書いてありますが、「準拠」の意味はこのあたりにあるのじゃないでしょうか。なお、Mac OS Xの「7回上書き」も「真正」のDoD 5220.22-Mではなく「準拠」です...これは確かな筋から確認した話です。
それから上記サイトのリンクには、ログインなしにダウンロードできる文書もあるので興味のある方はどうぞ。"NSA Degausser Approved Products List"(NSA認定の消磁装置リスト)なんてのもあります。

垂直磁気記録方式ハードディスクの符号化方式
従来のハードディスクは、プラッタ表面の水平方向に棒磁石を形成する「水平磁気記録方式」でしたが、最近、垂直方向に棒磁石を形成する「垂直磁気記録方式」が実用化されました。直感的にも想像できますが、記録密度が非常に高くなります。
P.97-98では、ハードディスクに書き込む際の符号化方式には「MFM」、「RLL(2,7)」、「RLL(1,7)」、「PRML」があると書きましたが、これは「水平磁気記録方式」についてしか調べていません。では垂直磁気記録方式での符号化方式は何かというと、まだ明確な調べはついていないのですが、PRMLが含まれるようです。
愛媛大の記録工学研究室が「垂直磁気記録を用いて超高密度記録を達成できるPRML方式の開発研究に力を注いでいます」と述べています(http://www.ehime-u.ac.jp/shokai/research/special/kougaku/res_01/interv02.html)。

水平磁気記録方式、垂直磁気記録方式のイメージは「東芝レビュー」の「小型・大容量HDD の開発動向」(http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2005/12/60_12pdf/a02.pdf)を読むとつかめるでしょう。

垂直磁気記録方式ハードディスクの残留磁気
垂直磁気記録方式ハードディスクのデータを上書きしたあとの残留磁気というのはどの程度なのかは、まだまったく不明です。
ただデジタルオシロスコープや磁気力顕微鏡といった機器で残留磁気を調べるのは、記録密度が高くなるほど難しくなるとされているので(グートマン論文によれば)、従来の水平磁気記録方式よりもさらに難しいのではないでしょうか。

「コラム 携帯電話のデータ抹消と復元について」のサポート情報

「コラム オフィス用複合コピー機のハードディスクについて」のサポート情報
ハードディスクに保存される可能性のある重要データとしては、「受信したFAX」もありますね。FAX機能ありの機種についてですが。


「Part2 抹消結果検証の極意」のサポート情報
ハードディスク全体/パーティション全体/メディア全体の抹消結果の検証
各ツールの抹消前後を比較したダンプ表示を掲載します。

Windows 98 / Me / 2000 / XP(Home / Pro)
 「wipe.exe」の検証結果(パーティションの抹消)
 「wipe.exe」の検証結果(ハードディスクドライブ全体の抹消)
 「Eraser」の検証結果
 「cipher」の検証結果
 「復元」の「完全削除」機能の検証結果

検証用ツールとして「R-Studio データレスキュー 体験版」を使っているのはなぜかというと、このツールの「ディスクエディタ」は、MBRやブートセクタが消されたディスクをダンプ表示できるからなのです。「ファイナルデータ2006」の「ディスクビューア」ではこれができません。
逆にいうと、「Eraser」「cipher」「復元の完全削除機能」についてはクイックフォーマットしてから未使用領域を抹消するのでブートセクタが存在します。つまりこの3つのツールの検証は、「ファイナルデータ2006」の「ディスクビューア」を使ってもできます(「wipe.exe」はMBRもブートセクタも抹消するのでだめです)。


「Part3 データリカバリーの極意」のサポート情報

「復元」のサポート情報
2006年9月19日から、「復元 (Ver.6.7.30以降)」は、株式会社ハイセライト(http://www.highcelight.com)の商用ソフトになりました。そのためP196記載のダウンロードURL(Vector)は無効になっています。Vectorの同じカテゴリーからサンプル版をダウンロードできますが、サンプル版ではいくつかの機能制限があります。
本書の内容は、「フリー版の「復元」(Ver.4.2.8まで)」についてのみ正しいものになります。

「ファイナルデータ2006 特別復元版 試供版」のサポート情報
「文字列を検索してテキストを復元する」の操作をするには、ハードディスクにパーティションが存在している必要があります。パーティションが削除されている場合は、「TestDisk」でパーティションを元に戻せるか試してください。パーティションが元に戻せれば、「ファイナルデータ2006」の「ディスクビューア」が使えます。


「Part4 用語集と資料集」のサポート情報
「資料集」のサポート情報


その他の新しい情報

「東芝レビュー」のハードディスク関連論文集 (http://www.toshiba.co.jp/dm_jobs/tech/review03.htm)
ここからは非常に優れた論文をダウンロードできます。ハードディスクについての理解を深めたい方には、ぜひおすすめします。
上記ページのリストにはまだ入っていませんが、同じ「東芝レビュー」の「小型・大容量HDD の開発動向」(http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2005/12/60_12pdf/a02.pdf)、これは非常に新しく、いい資料です。これをまず読むといいかもしれません。


HOME

Copyright (C) NORbert (Cybernetic Survival Network). All Rights Reserved.